ガラスの断熱性能

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熱には3種類の熱の伝わり方が有ります。

伝導(5%)・・・直接触れて熱を感じる(例、氷を入れたコップを触る等)
対流(20%)・・・風や空気で熱を伝える事(例、エアコンから出る風等)
放射(輻射)(75%)・・・赤外線で伝わる熱(例、炭焼き、電気ストーブ等)
上記、%でもわかるように熱の伝わり方は放射(輻射)で室温の変化に左右されます。
放射(輻射)は風が吹いてても熱が伝わる電磁波による熱の事です。

単板ガラス
(6.0 W/㎡K)
熱伝導・対流・放射によく伝導する素材。  
 
複層ガラス(3.4 W/㎡K)
熱伝導・対流には優れているが、放射には有効ではない。  
 
Low-E複層ガラス‐高断熱タイプ(2.7 W/㎡K)
Low-E複層ガラス‐遮熱タイプ (2.5 W/㎡K)
熱伝導・対流・放射に有効。  

真空ガラス(スペーシア)遮熱タイプ(1.2W/㎡K)
熱伝導・対流・放射にとても有効。  

上記、数字の小さい方が性能が高いです。
単板ガラスに対しLow-eペアガラスの性能が倍以上あります。
また、単板ガラスに対し真空ガラス(スペーシア)遮熱タイプは
約5倍の性能があります。
(日本板硝子資料より抜粋)

3mm透明ガラス

FL3


 
サーモ写真の画像でもわかるように熱が入る前は14度前後のガラス表面温度になっております。
 

30分おいて撮影した写真

FL3


 
 

30分後撮影したサーモ写真

FL3


 
左上の温度が写真のマークが有る所の温度です。
44.4度なっており、ガラスを触ると熱いです。
熱を入れる前と後での温度差約30度程度
当然ですが3㎜透明の単板では熱をダイレクトに伝えます。
 

普通ペアガラス

FL3+A6+FL3
(樹脂スペーサー)


 
サーモ写真の画像でもわかるように熱が入る前15度前後のガラス表面温度になっております。
 

30分おいて撮影した写真

FL3+A6+FL3
(樹脂スペーサー)


 
 

30分後撮影したサーモ写真

FL3+A6+FL3
(樹脂スペーサー)


 
左上の温度が写真のマークが有る所の温度です。
43.3度となっており、ガラスを触ると熱いです。
熱を入れる前と後での温度差約28度程度
ペアガラスでもLow-eでなければ30分程度で室内に熱を伝えます。
 

遮熱Low-eペアガラス透明

Low-e3+A12+FL3
(樹脂スペーサー)


 
サーモ写真の画像でもわかるように熱が入る前15度前後のガラス表面温度になっております。
 

30分おいて撮影した写真

Low-e3+A12+FL3
(樹脂スペーサー)


 
 

30分後撮影したサーモ写真

Low-e3+A12+FL3
(樹脂スペーサー)


 
左上の温度が写真のマークが有る所の温度です。
24.6度となってます。ガラスを触っても暖かい程度です。
熱を入れる前と後での温度差約10度程度
ペアガラスもLow-e以上であれば室内に伝わる温度を抑制します。
但し30分後の検証なのでこちらもっと時間をかけると
ガラスの表面温度は上がっていきます。